お人形とわたし

9月10

Toy Piano

カテゴリ:: 大好きなもの; ビンテージ・レトロコレクション

これは１９００年代に作られたシェーンハット社のトイピアノ。

私のお気に入りのアンティークです。

toypiano3

前面の左右にはフルートを吹いた天使。

真ん中にはアポロと

９人のミューズの女神が輪になって

楽しそうにダンスを踊っていて

ビクトリアン時代の雰囲気がよく出ています。

本体は木製で小さな鍵盤をたたくと

ロッケンシュピール(鉄琴）のような音がし、

古いものにもかかわらず、１５key全ての音が出ます。

toypiano2

鍵盤は白鍵のみ、黒鍵は白鍵盤を黒く塗ってあるだけなので

弾ける曲は限られてしまいますが

１００年も前の子供達は

このピアノでどんな曲を弾いていたのでしょう。

遠い昔の時代に思いを馳せます。

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トイピアノと言えば

大学の時、デパートで夏休みのアルバイトで某メーカーが販売した

トイピアノの宣伝販売をしていたことがありました。

おもちゃと言えども、ピアノメーカーが作ったものであったので

音のピッチや打鍵の感覚は

本物のピアノと変わりない優れものでしたが

鍵盤のサイズがとても小さくて

最初はその小ささにとまどいながらも、

窮屈な思いをしながら言われたとおり

簡単な子供の曲を店頭で弾いていました。

そのうちに、子供の曲も弾き飽きて

２台を並べて、１台は右手、もう１台は左手で弾くと

窮屈さから解放されて

もっといろいろな曲が弾けることに気がつきました。

家からリズムボックスを持ってきて

QueenやEagles、Bostonなどのロックを弾くようになると

今まで素通りだった若い子達が立ち止まるようになりました。

一度ブースの前に数人が足を留めると

何が始まったのか、さらに数人が立ち止まり

押すな押すなの騒ぎになってしまいました。

そのトイピアノはおもちゃにしては結構高い値段だったのですが

バイト中に８０台ほど売れて

あまりの売れゆきに担当者が首をひねり（？）

何でこんなに売れるのか

社長自ら、現場を見に来ました。

夏休みも中頃になると、休み明けのピアノの試験が気になりはじめ

クラシック路線に変えて

毎日、課題曲の練習をしてましたが

ある時、本物のピアノで弾いてみたら

トイピアノの小さい鍵盤で慣れてしまった指のせいで

本物のピアノが全く弾けなくなり

ものすごくあせった思い出があります。

元の感覚を取り戻すのに、かなりの時間を有しました。

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大学の購買部で半年に１度、楽譜のセールスがあって

輸入ものの楽譜や

珍しいアンティークの楽譜などが入荷してきました。

輸入ものの楽譜はとても高く、

ましてやアンティークとなると

私のような貧乏学生には

そう簡単に手に入れられる値段ではありませんでしたが

ダンボールの中の無造作に詰められた楽譜を手にとっては

素敵な表紙を眺めたり、

楽譜に目を通して頭の中でピアノを弾いてみたりで

半年に１度のセールをとても楽しみにしていました。

近頃は交通事情の発達と円高の影響もあって

以前よりもこうしたアンティークの楽譜が

ぐんと手に入りやすくなりました。

最近購入した楽譜の中で、お気に入りのはこちらです。

8月31

トランクいっぱいの幸せ

カテゴリ:: お人形; ビスクドール

この夏のお盆休みに

主人の実家のある静岡に行った際に

自動車の中でチクチクとドレスを縫っていました。

こんな時でしか、まとまった時間が取れないので

揺れる車内で夢中で作ったのがこのドレス。

黒地に白のドット模様で、レースをふんだんに使った

とても涼しげなドレスが出来上がりました。

以前縫ったピンクのドレスと同じパターンを使い

胸の部分に切り替えを入れてみました。

ヘッドドレスは自己流。

まだ正式なボネの作り方をマスターしていないので

今回はこの仕様で我慢です。

チクチクしていると

往復で７時間余りの道中は、あっと言う間。

車内で針に糸を通す作業は少し大変でしたが

帰りの首都高を抜けるころには

ヘッドドレスまで仕上げることができました。

リコちゃんのトランクにお洋服や小物がひとつ増えるたび

幸せもまたひとつ増えて行きます。

リコちゃんのくれる笑顔のおすそわけで

チクチクしている私まで笑顔になります。

今度はどんなドレスを作ってあげようかな。

7月31

初めてのサクラビスク

カテゴリ:: お人形; ビスクドール

ビスクドール教室での２作目は

サクラビスクに挑戦してみました。

昔のサクラビスクのように

寝かせるとおめめを閉じ、起こすと目を開ける仕様にはなっていませんが

鼻筋の通った透き通るような白肌の美人ちゃんになりました。

本当はもうちょっと子供らしい表情の子にしたかったのですが

何度描き直しても、大人っぽい顔立ちになってしまったので

この子はきっと生まれながらに高貴なお方なのかも。

（脳内思い込みが炸裂してます

）

名前は桜子と付けました。

ほっぺこ堂のじょみちゃんに作っていただいた

８インチサイズ用のお着物が着られそうというhirokoちゃん情報で

私も早速この子に着せてみました。

お顔を描き、焼成したあとの楽しみに

おめめ合わせとウイッグ合わせがあります。

先生のお持ちのたくさんのアイのサンプルから

この子に合う素材や色やサイズのアイを

時間をかけてゆっくり吟味します。

sakura04

いろいろ悩んだ末に

おめめはこのグラスアイを入れることにしました。

富野先生曰く、この子にこのランクのアイは勿体ないとのこと。

このグラスアイは本来ならば、

ジュモーなどのお人形に入れるべきものだそうですが

とんでもない

高貴なお方に安物のアイを入れるわけにはいきませんもの。

いくつか試してみましたが

やはりアイの種類によっても、お人形の表情が違ってきます。

sakura05

私はウィッグ遊びも好きなので

ビスクドールのウィッグは固定させていません。

それで、どんな髪色にも合うように

瞳の色は黒ではなく、濃紺にしてみました。

これならば、金髪ちゃんにしてもそう違和感がありません。

sakura03

バックの井戸は、京都の東寺の弘法さんの市で買ったものです。

朝顔は自作です。

ブロンドのウイッグも調達済みです。

早くこの子に、可愛いお洋服を作ってあげたいなぁ。

7月8

リコちゃんのピンクのドレス

カテゴリ:: お人形; ビスクドール

リコが、おりこうさんにしていたら

おかあさんがドレスを縫ってくれました。

お友達のドリーちゃんが着ていたみたいな

可愛いピンクのドレス。

裾には白いレースをたくさんつけて、

ふんわりとしたお袖をしていて

おリボンもたくさんつけてねっておねだりしたの。

縫い終わったおかあさんの指を見たら

人差し指に絆創膏が貼ってあったの。

リコのドレスを縫ってたら

指に針をたくさん差しちゃったんだって。

ボネにはお花をいっぱいつけてもらったんだ。

ねっ、可愛いでしょ？！

おかあさんとのお約束は

ドレスの裏は絶対見ないことだって。

リコはおりこうさんだから

いいつけをちゃんと守ります。

だから、おかあさん、また可愛いドレス作ってね。

ビスクドール教室で作ったグーグリーのリコちゃんの

ドレスとボネが完成しました。

ボンネットは自己流になってしまったけれど

リコちゃんは初めてドレスを作ってもらって

とっても嬉しそう。

そして私も、思いどおりのドレスが完成できて

とっても嬉しい！

リコちゃんのトランクセット。

まだドレスはこの１着しかないけれど

このトランクセットが

たくさんのドレスや靴やボンネットでいっぱいになりますように

そして、リコちゃんがもっともっと

喜んでくれますように

七夕さまにお願いしました。

リコちゃん、夢いっぱいのトランクセット

楽しみに待っていてね。

6月29

リコちゃん

カテゴリ:: お人形; ビスクドール

こんにちは

あたし、リコちゃん。

おりこうさんだから

、リコちゃん。

あたしにぴったりの名前でしょ？

下着姿でごめんなさいね

お裁縫の苦手なママは

なかなかドレスを作ってくれないの。

でも、ママは先生に教えてもらって

レッスンの帰りの新幹線の中で

この下着を一生懸命に仕上げてくれたの。

おかげであたしは、

パパが駅まで迎えに来てくれる頃には

ちゃんと下着を着せてもらえたのよ。

お近づきのしるしに

おりんごおひとついかが？

この赤ちゃんは、ママが初めて作ったビスクちゃん。

そして、あたしが２人めなんだって。

だからこの赤ちゃんの方が、おねえさん.....

赤ちゃんなのに、おねえさん......

ん〜〜〜〜なんか複雑な気分かも.....

下着の作り方はバッチリ覚えたから

今度はお友達のドリーちゃんみたいな

可愛いピンクのドレスを作ってくれるんだって。

昨日の晩、ママはピンクの生地に

印をつけていたよ。

わぁ〜い！嬉しいな！

RIKO4

でも、ママったら

あれ？お袖の付け方、どうやるんだっけ？って....

ママ、ちゃんと先生のお話聞いていた？

あたし...ちょっぴり不安かも。

４月のビスクドール教室に続いて

今月もまたJRや新幹線を乗り継いで

はるばる名古屋のお教室まで行ってきました。

前回は東京駅の新幹線の改札口でウロウロし

あやうく東北新幹線の改札口を通るところでしたが

今回は大丈夫！

独り立ちも着実に進歩しています。

hirokoちゃんとの１泊２日のお人形合宿で

ビスクドール２体と、

グーグリーちゃんの下着を習いました。

遠くてなかなかレッスンに通えない私のために

少しでもたくさんの事をこなしてもらいたいという

『La Poupee』の富野先生のお計らいで

盛りだくさんのカリキュラムを用意していただいて

レッスンで出来なかった分はホテルで宿題です。