あの悪夢のような3・11以来、

私の生活は一転してしまいました。

いつまでも収束しない余震、忍び寄る放射能の不安、

近いうちに必ずや起きるであろうと言われている首都圏の直下型の大地震.....

毎朝、都内へ出勤する家族を見送る時は

どうぞご無事で....と

まるでこれから戦地へと赴く兵隊さんを見送るかのような気持ちになります。



最近では震度3くらいの余震では

あまりびっくりすることはなくなり

特別ニュースでも流れることもなくなりましたが

今回の地震が怖いのは、別の地域の地震を誘発する地震です。



お人形を綺麗に並べてタンスの上に置いていたガラスケース類は

度重なる余震の危険から、今はタンスの上から下ろして

直接床の上に置いています。

割れてしまいそうなお人形は、ダンボールに詰めて仕舞いました。

お人形部屋の床は足の踏み場もないほどダンボールで溢れているのに

お人形で賑わっていた棚の上は誰もいなくて

いたって殺風景.....

この部屋を見るたび、悲しい気持ちがこみ上げてきます。

震災からまだ1ヶ月ちょっとしか経っていないはずなのに

すごく時間が経ったような気がします。




早く気持ちを切り替えなくてはと思うけれど

大きな余震が来るたびに

息苦しくなって心拍数が上がり、不整脈が出てしまいます。

医者から地震によるストレスに起因するものだと診断されました。

余震があるたびに身構え、

夜間もゆっくりと熟睡することも出来ず

精神的にも肉体的にも疲れてしまいました。




日本を元気にするために自粛ムードはかえってマイナス。

日本経済を活発にさせることが

被災地にとっても経済復興の第一歩だと言われています。

その気持ちはとても良くわかります。

でも東日本の人は、毎日不安と戦っていて

自分や家族の身の安全を守ることに精一杯です。

意識的に自粛をしている訳ではありません。

国やマスコミから自粛ムードをやめるようにと

報道があるたびに悲しくなります。

できるなら、西日本の人達のように復興を願ってもっと生活を楽しみたい。

でもなかなかそれができません...........