1月1日より、浅草橋の吉徳 本店にて

にんぎょう うらら 『伝承継承のかたち』が開催されます。

これは市松人形『啐啄の会』伝統継承の人形師の4門、

師弟10名による作品展示販売会です。




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『啐啄』とはもともと禅の用語で

『啐』とは卵の中のヒナ鳥が殻を破ってまさに生まれようとする時に

卵の殻を内側から雛がコツコツとつつくことで

『啄』とはその時に殻の外側から親鳥がコツコツとつつくこと。

新たな命が生み出される絶好の機を逃すことなく

親が外から殻をつついて助けます。

このように、機が熟して悟りを開こうとしている弟子に

師がすかさず教示を与えて悟りの境地に導くことだそうです。



同じ材料を使い、昔ながらの手法から生まれる市松人形も

作者によってさまざまな個性をもって生まれます。

また、弟子は親方から伝統技術を学び精進し、

親方は弟子から時代のニーズにあった新しいエッセンスを吸収することで

お互い刺激しあって

次の時代を担う新たなお人形の形が生み出されて行きます。




            会期  2012年11月1日(木)〜11月7日(水)
                午前10時〜午後5時まで 

            会場  吉徳 浅草橋本店 3階 
                東京都台東区浅草橋1−9−14 ☎(03)3863−4419


            人形師 二代 味岡映水  味岡寛樹
                三代 松乾齋東光  岩村亮
                藤村光環 二代藤村紫雲 山崎明咲
                村岡茂  村岡克彦 村岡史彦

            主催      市松人形 啐啄の会

            後援  株式会社 吉徳
                株式会社 マリア書房

 


今回同時開催としてそれぞれの親方の人形教室で学んでいるお人形好きの生徒さん、

4門55名が生み出した個性豊かな作品の合同教室展も開催されます。
 
昨年は、藤村光環親方のもと

浅草の伝法院にて開催された 桃空人形教室展

処女作の『おたえちゃん』を出展させていただきました。


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あれから一年、

今回は2作目となる(仮称)水島ちゃんを出展させていただくことになりました。

生徒さんのDMもちゃんと作っていただきました!




水島ちゃんの様子は次回へつづく