毎年桜の花が満開になる頃、

上野から成田を結ぶ京成電鉄の駅構内や電車の中吊りに素敵なポスターが貼られます。

このポスターを目にすると、私の瞳もこの少女のようにキラキラ輝きます。


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佐倉フラワーフェスタ2013

会期 2013年4月6日(土)〜4月29日(月)

午前9時から午後4時まで(雨天決行)



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フラワーフェスタでは86種類約50万本のチューリップが 

佐倉ふるさと広場の約4300㎡の敷地に植えられ

のどかな印旛沼湖畔に広がる田園地帯を鮮やかに彩ります。


この佐倉フラワーフェスタは日蘭就航380周年を記念して

平成元年(1989年)から、佐倉チューリップまつりとして毎年行われてきました。

現在では春のチューリップだけではなく

夏にはひまわり、秋にはコスモス......と

観光客のみならず、すぐ脇を通る京成電鉄の車窓から 

四季折々の花を楽しませてくれます。 


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日本とオランダとの関係はその昔、西の長崎、東の佐倉といわれたほどでした。

佐倉藩の蘭医学は全国に知られており多くの医学生が訪れたそうで

今でもオランダとの文化交流が続いています。

数年前から市内在住の少女画の巨匠 
高橋真琴さんが

このフラワーフェスタのために描き下ろしたポスターがさらに花を添えてくれます。



こちらは2011年と2012年のチラシです。

高橋真琴さんが手がけるようになってから毎年集めています。



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先週から始まったこのフェスタも、週末の荒天でなかなか行けず

2週目の週末になんとか行ってきました。

あいにくの強風で満開のチューリップには気の毒でしたが

勢い良く回る風車をバックに50万本のチューリップが咲き乱れる光景に

圧倒されました。



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こちらではオランダの衣装の貸し出しもあり

民族衣装を着たかわいいオランダ娘ちゃんたちが

チューリップ畑で戯れていました。


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会場には佐倉市が特別注文で作ったストリートオルガンが置かれ

本場の陽気な音色を楽しむ事ができます。



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私も初めてストリートオルガンの演奏を体験させてもらいました。

音の出し方はハンドルを回すだけなのですが

速い速度の曲ならまだしも

スローテンポの曲で一定の速度を保ちながらハンドルを回すのは結構難しいものでした。



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曲目もストリートオルガン用に書かれたものから洋楽ポップスや

アニメソングまでバラエティーにとんでいます。


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アニメのフランダースの犬の曲なども演奏されて

LA LA LA  LA LA LA 

Zingen Zingen Kleine Vlinders〜と

ネロとアロアのように踊りだしたくなりました。




風車にチューリップではやっぱりオランダの子でしょうと

行く前にさっとカバンに忍ばせたMAちゃん。

電車の中でカバンの中を確認したらなんとあろうことか木靴を履いていません。

持ってきたのはスウェーデンのMAちゃんでした。

なんとなく帽子と衣装がオランダの子に似てたので

間違えて持って来ちゃったみたいです。


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オランダのMAちゃんは来年のフラワーフェスタまで待っていてもらいましょう。




我が家のフォトジェニックといえば、この足太乙女ちゃん。

お花との相性もバッチリです。



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この会場の風車は、オランダで製造されオランダの技師によって建てられました。

日蘭交流の幕開けとなったオランダ船リーフデ号にちなんで

リーフデ‘’友愛”と名付けられ、日蘭親善の一翼を担っています。

高さは15.6メートル、直径は27.5メートルの4枚羽。

鉄筋コンクリート造4階建ての内部は階段を登って上部に上がることもできます。



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主要機構の水車が1階部分にあるために、内部機構の動きを間近で見る事ができます。

今日は強風のために、とても力強く歯車が回っていました。


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風車から見た景色です。



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会場近くでは屋形船に乗って印旛沼を遊覧できたり、レンタサイクルの貸し出しもあるので

いろいろな春の景色を楽しめそうです。

また会場に咲くチューリップを球根ごと掘り取りもできます。(10本500円)



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春の香りを思う存分楽しんだ、とても楽しい一日でした。


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