韓流好きの友人に誘われて

韓国語を習い始めて3年も経つというのに

韓国に何の興味を持たない私は、

未だに何の進歩もありません。


語学は現地で学ぶのが一番効果的だということで 

飛行機嫌いの私が一大決心し

数年前に語学研修と称して韓国旅行へ出向いたものの

当時は日本人大歓迎のムードの中

上手な日本語で対応してくれた韓国人の店員さん相手に

不慣れな韓国語など話す必要もなく

一言も韓国語をしゃべらずに帰ってきた苦い思い出があります。



それまで韓流ドラマもあまり興味がなかったのですが

母が毎週楽しみに見ていたドラマを釣られて見ているうちに

すごくハマってしまったものがありました。

宮廷女官チャングムの誓い』です。


厳しい身分制度の時代に生まれ育った貧しい孤児の少女が 
 
不幸な境遇に耐え、ようやく母の遺志を継いで宮廷料理人になるものの

宮廷の権力闘争に巻き込まれ、宮廷から追われてしまうが 
 
逆境の中で医学を身に付け、医女として再び宮廷に戻り、

王の主治医として成功を掴み取るまでの波瀾万丈の半生を描いた物語です。

朝鮮王朝時代に実在したといわれている医女のソ・チャングム(徐長今)を

モデルとしていますが

その実像は謎に包まれているそうです。



物語の面白さもさることながら

こんなに近いお隣の国だというのに、

登場人物の衣裳や髪型から

文化も言葉や生活様式まで日本とは全く違うありさまを

興味深く見てました。


My precious dolls 2006年11月のトップページでは

このチャングムの誓いをテーマにした写真を掲載しました。


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こちらは水刺間(スラッカン)と呼ばれる王様の食事を準備する台所での

チャングム(左)と師匠のハン尚宮(右)です。

水刺間の最高尚宮の地位をめぐり、

敵対するチェ尚宮派との

最後の対決を臨むシーンを再現してみました。


ドラマをご覧になられた方はおわかりになられると思いますが

チャングムの重要なシーンのほとんどが

この水刺間で起きた出来事だったので

ドラマで使われた水刺間のセットを1/6サイズでできるだけ忠実に再現しました。

衣裳は母と私の合作です。


changum



ちなみに実際にドラマで使われた水刺間はこちらの画像です。


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韓国の歴史ドラマでお馴染みのこの三つ編みをアップしたような独特の髪型は

カチェと呼ばれるかつらを身につけたものです。

宮廷の位に合せてカチェの大きさも大きくなり

4キロや5キロもある重いカチェも珍しくなかったそうで

あまりの重さに首を痛める女性もいたり

家を売ってまで高額なカチェを買って

その豪華さを競い合うようになり

後にカチェ禁止令が出されたそうです。




chan5


いつか韓国に行った際は

『チャングムの誓い』のテーマパークへも足を伸ばしたいと思っていたのですが

2005年にオープンしたこのテーマパークは7年の運営で施設が老朽化し

安全性の面で2011年に閉鎖されてしまい残念です。


chan3


 


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