現在オルセー美術館・オランジュリー美術館が所有のルノワール展が

東京 国立新美術館にて開催されています。

(会期2016年4月27日〜8月22日)

 ルノワールは私の大好きな画家の一人です。

ピアノを弾く少女をモチーフとして描かれた作品のうち

オルセー/オランジュリーの2つの美術館に所蔵されている作品が

45年ぶりに揃って来日するということと
 
憧れの「ピアノを弾く少女たち」や

「ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会」が日本で初めて公開されるということで

とても楽しみにしていました。


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会場になった国立新美術館は黒川紀章さんが建築した日本で5館目の国立美術館で

2007年1月に開館されました。

森の中の美術館というコンセプトどおり、

敷地内は多数の植物が植えられ、カーテンのように波打つガラス張りの建物の館内には

柔らかい外からの自然の光が木漏れ日のように感じられます。


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この美術館に来たのは初めてでしたが

六本木という大都会の真ん中にありながら

ここだけがゆっくりと時が流れているような気がして

喧騒の都会にいることさえ忘れてしまいそうです。


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「ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会」1876年油彩/カンヴァス(オルセー美術館)

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モンマルトンのダンスホールで楽しそうに踊ったり談笑する人々。

柔らかい木漏れ日のあいだから

賑やかに流れる音楽や笑い声が今にも聴こえてきそう。

縦131.5cm 横176.5cmの巨大なキャンヴァスに圧倒されました。

古き良き時代の華やかなパリの日常生活。

絵の前に立つと、あたかも自分がその場面の中にいるようです。




 「ピアノを弾く少女たち」1892年 油彩/カンヴァス (オルセー美術館)
 
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子供の頃、ピアノ教室に飾られていたこの絵にずっと憧れを抱いてました。

ピアノを奏でるふんわりと豊かなブロンドの長い髪の少女と

ピアノに肘をかけ楽譜を覗き込む少女。

ピアノを弾いている少女のそのしなやかな白い手首の動きと

少女のシルクのような白いドレスのドレープが相まって

何とも言えない優雅さを感じていました。

片手で弾いているということは初見なのでしょうか。

色鮮やかなカーテンの向こうには

白いソファとクッション。

ピアノの上には青い花瓶に花が生けられ

壁には絵がかけられています。


片やエンジ色のトップカバーのかけられた黒いピアノの上には、

ガラスケースに入れられた白いスピッツのぬいぐるみ。

茶系の幾何学的な模様のカーテン越しに見えるのは

材木をかつぐ人夫さんたち

家の脇の川を材木を引いたポンポン舟が通るような東京下町の

自分の地味な部屋とは何もかも違う色彩豊かな海外のお部屋に

憧れを抱いていた1枚です。



ピアノの前のイヴォンヌとクリスティーヌ・ルロル」1897〜1898年 油彩/カンヴァス

 (オランジュリー美術館)

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ルノワールはピアノと少女をモチーフとした絵画を6点ほど描いていますが

白いドレスと赤いドレスの鮮やかな色彩のコントラストが印象的なこの絵画は

ルノワールの友人の画家(アンリ・ルロル)の娘達をモデルにしています。

ピアノを弾いているのは姉のイヴォンヌ。

ドビュッシーが組曲「忘れられた映像」(1894年)を捧げた女性だと言われています。


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さてルノワールと言えば、我が家にもルノワールをテーマとしたお人形がいます。

 今日は1963年に発売された

マダムアレクサンダー/Elise のRenoir portraitをご紹介します。



Madame alexander /Elise Renoir portrait

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1962年から1963年にかけて、ごく少数ですが

マリベルフェイスを使ったエリーゼが作られ

通常のエリーゼと同じドレスを着せて販売されました。

この子も、エリーゼ のRenoir porttait dollとして1963年に販売されたもので

 顔はマリベルフェイス、ボディはメリハリのある女性らしいエリーゼボディになっています。


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通常のエリーゼは足首が細くて

ウエストのくびれもある女性らしいメリハリのある体格になっていて

大人向けのコレクションドールとして扱われます。

それゆえ、たくさんの種類豊富なドレスがあります。

それに比べてマリベルちゃんは

子供が抱っこして遊ぶ抱き人形タイプです。
 
基本姿がロンパースを着た幼児体系の子なので

子供らしいお洋服を着せるしかありません。

ところがマリベルフェイスでエリーゼボディの子になると

大人っぽいオシャレなエリーゼのドレスを着ることができるので

マリベルフェイス大好きな私にとっては願ったり叶ったりです。

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ルノワールの絵画に描かれているような可愛らしいピンクのドレスを着たマリベルちゃん。

どの絵画の人物をモデルにしているのかまだ探し出せませんが

甘えたような表情のマリベルちゃんは

ルノワールが描いている甘美で夢見る少女そのものです。

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カメオのネックレスにダイヤのイヤリングや指輪.....

衣裳だけでなく、アクセサリーにもこだわりを見せています。

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お花をたくさんあしらった麦わらボンネットもとっても可愛い〜〜

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このマリベルフェイスを使った子は他のページでもご紹介していますので

良かったらご覧くださいね。



マリベルフェイスのお人形



ドレスと同じ生地で作られたポシェットには

黒いレースのアクセントがつけられていてとてもオシャレ。

時を重ねるごとにドレスのアンティーク感も深まっていく気がします。

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バックスタイルの流れるようなドレスのラインが優雅さを醸し出しています。
 
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アップのヘアースタイルも素敵。

ブルネットの髪色はピンクのドレスを引き立てます。

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夢見るマリベルちゃんの素敵な笑顔に

今日も癒されています。

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