私の亡き祖母はとても旅行好きで、
3ヶ月に1度は日本各地を旅していました。

そしてよくおみやげにこけしを買って来てくれました。
そんな訳で実家のサイドボードには、たくさんのこけしが並んでいますが
小さい頃からこけしがたくさんあったので
旅行へ出かけても、私自身はあえて買ってみようとは思いませんでした。
あのこけしを見るまでは.........
あのこけしと言うのは、
伝統こけしとは東北地方の山村に住む木地師によって生まれた木地玩具の一種で
江戸時代に温泉地
を中心に発達してきました。
一口にこけしと言っても
先代の師匠の作り方を受け継いで
各地方ごとに、その形態や模様、表情などにさまざまな特徴があり、
現在は大まかに11系統のこけしに
分けられているそうです。
前回の鎌倉のコケーシカの記事でお話したこけしは
宮城県白石市の南西部、鎌先温泉に近い弥治郎地区で生まれた弥治郎系のこけしです。
頭頂部はベレー帽をかぶったような模様があり
色合いも多色使いでカラフルなものが多いです。
そして今日、お話する遠刈田系のこけしも
宮城県の遠刈田温泉
を中心として発達したものです。
宮城県の遠刈田温泉
切れ長の目と鼻筋の通ったお顔が特徴で
大きな頭部には手柄と呼ばれる、放射状の模様が描かれているものと
飾りのない素朴なおかっぱ頭の子がいます。

我が家にいる、重ね菊の胴模様が描かれたこけしさん(命名お仙さん)は
特別仕様になっていて
全長25センチの胴体が こんな風に2つに分かれ
中から9.5センチの子供のこけしちゃん(命名お松)が出て来ます。
胴模様は、母親の重ね菊に対してぼた菊です。

胴模様は、母親の重ね菊に対してぼた菊です。

あやしげな満面の笑みを称えているいる母親に比べて
ポっと頬を赤らめ、困ったようにしている
黒髪おかっぱ頭のお松ちゃんの可愛らしい表情が
黒髪おかっぱ頭のお松ちゃんの可愛らしい表情が
なんとも愛おしいです。

そしてお松ちゃんの胴の中にもちっちゃい子が隠れています。



4.5センチほどのミニこけしちゃんでお仙さんととっては
初孫となるお夏ちゃん。
温泉のような模様
の着物姿がユニーク。
温泉のような模様

こんなに小さいのに、丁寧に描かれています。
ちょっとうつむき加減で恥ずかしそうにしている仕草が
とっても可愛いです。
ちょっとうつむき加減で恥ずかしそうにしている仕草が
とっても可愛いです。

このお仙さん、まだまだ衝撃の事実があるんです。
秘密は、この髷の中に.........

髷をパカっと開けると、中からちっちゃいこけし達が出てくるわ、出てくるわ.....
1人、2人、3人、4人........
まるでロシアのマトリョーシカみたい。

まるでロシアのマトリョーシカみたい。
このこけしちゃん、孫もちこけしといいます。
母親に子供が1人、孫が11人の総勢13人の大家族なんです。
孫の着物や表情も少しずつ違います。
この多様な表情のこけしちゃんたちを
十把一絡げで『孫』と呼ぶには、あまりにも勿体ないので
一人一人名前をつけてあげました。


私は同じものを集めるのが大好き!
お人形にしても、いろいろなメーカーのお人形を1種類ずつ集めるのではなく
自分の気に入ったお人形だったら、例え同じ顔、同じ洋服のものでも
何人も集めてみたくなります。

この孫もちこけしは、そんな私にとって願ったり叶ったりのこけしなのです。


あんまり、このこけしちゃんが気に入ったので
実は、こちらのお方も我が家に呼び寄せました。


髷のないタイプのこけしさん(命名おたかさん)
おたかさんも、お仙さんに負けじとたくさんの家族を持っています。
まず、おたかさんの胴から出て来たのは、おっとり色白美人さんのお京ちゃん。

髷のあるお仙さんちの庶民的なお松ちゃんとは違って
どこか 品格が感じられます。


髷のあるお仙さんちの庶民的なお松ちゃんとは違って
どこか 品格が感じられます。
お京ちゃんの胴の中から、
お京ちゃんとお揃いの着物で孫のお菊ちゃんが登場。

さらにおたかさんの頭の中からは
出るわ、出るわ......たくさんの孫こけしちゃん達。

例のごとく、1人1人に名前をつけてく私.......(><)

総勢13人家族のお仙さん一家におたかさん一家。
もうつける名前が思い当たりません........
でもこんな同じものに囲まれて、なんて幸せなんでしょう。



伝統こけしの中でも
この小笠原義雄工人のこけしはお気に入りのひとつです。
この小笠原義雄工人のこけしはお気に入りのひとつです。
最近のお気に入りはこれ.....


えっ?お顔だけ?!
実はこのこけし、
孫持ちこけしと同じ仕組みで、まげや頭頂部が蓋となって
実はこのこけし、
孫持ちこけしと同じ仕組みで、まげや頭頂部が蓋となって
こんな風に小物入れになっているんです。


金平糖を入れたり、キャンディーを入れたりとか、
飾って楽しむだけでなくいろいろ使えそう。
こけしは、一斉にずらっと並べて飾るのもいいのですが
私はどちらかと言ったら
日常生活の中で、さりげなく飾るのが好きです。
例えば、こうして書斎の本棚にさりげなく飾ったり........
世間では第3次こけしブーム到来で
『コケジョ(こけし女子)』 が静かなブームになっているらしいです。
今まで、こけしって言うと
地味だとか、暗いだとか.....って偏見の目で見られることもしばしばありましたが

もう肩身の狭い思いをする必要はありませんね。
いつか、東北のこけし祭りに行って
たくさんのこけしの中から、自分の好きなこけしを選んだり
憧れの工人さんたちと 触れ合ったりしてみたいです。
そのために只今、主人を洗脳中........
今日もさりげなく、主人の書斎にこけしを忍ばせる私.......
今日もさりげなく、主人の書斎にこけしを忍ばせる私.......















リカリンちゃん、いつの間に熱烈コケ女になったの?
私も静かに、ひとり研究会してた~。
それにしても、ビックリなこけしさんね。
マトリョーシカ状態の孫沢山~。
よくそれだけ、お名前でてきたね。
全員、名札付けとかないと間違えそうだよ~~。
パパさん、上手くマインドコントロールできるといいね!